種々の胆汁酸塩のミセル溶液に可溶化された<I>d</I>-α-トコフェロールのラット小腸管内吸収
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概要
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種々の胆汁酸塩のミセル溶液中への<I>d</I>-α-トコフェロール (VE) の可溶化, これらミセルの会合数及びラット小腸管内におけるミセル溶液からのVEの呼吸が研究された。ミセル溶液はグリココール酸ナトリウム (NaGC), グリコデオキシコール酸ナトリウム (NaGDC), グリコケノデオキシコール酸ナトリウム (NaGCDC) タウロコール酸ナトリウム (NaTC), タウロデオキシコール酸ナトリウム (NaTDC) 及びこれら5種の胆汁酸塩の混合系から調製された。VEの可溶化量は胆汁酸塩濃度の増加とともに増加した。ヒドロキシル基を2個持つ胆汁酸塩は3個持つものよりもVEを多く可溶化した。ミセルの会合数は14から18の間にあり, VEの飽和可溶化量とはほとんど関係がなかった。<BR>VEの小腸管内の吸収は小腸管のマイクロビリ膜表面によって, または胆汁酸塩濃度によって影響されるものと考えられる。
- 社団法人 日本油化学会の論文
著者
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上野 實
東京理科大学理学部応用化学科
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城ノ下 幸慶
東京理科大学理学部応用化学科
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長倉 秀一
東京理科大学理学部応用化学科
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鈴木 誠司
東京理科大学理学部応用化学科
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伊藤 博樹
東京理科大学理学部応用化学科
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若山 善明
東京理科大学理学部応用化学科
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大沢 重光
エーザイ製品研究所
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対馬 勇禧
エーザイ製品研究所
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小山 典利
エーザイ製品研究所
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上野 實
東京理科大学理学部
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