水分散系でのCu (II) イオン誘起によるホスファチジルエタノールアミンの自動酸化反応
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概要
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Tween 20ミセル中, 37℃における, Cu (II) イオン誘起によるホスファチジルエタノールアミン (PE) の空気酸化反応の動力学について検討した。PEヒドロペルオキシド濃度の反応次数が0.3であったことから, この酸化がヒドロペルオキシドのCu (II) イオン分解により開始されることが示唆された。さらに, PEとホスファチジルコリンの混合ミセルのCu (II) イオン誘起酸化を行い, PE/PC比の増加により酸化速度が増加することを見いだした, そしてその原因としてPE-Cu (II) イオン錯体の生成を推定した。
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