成熟および未成熟のアブラツノザメ各組織のジアシルグリセリルエーテルの分布と組成
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概要
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アブラツノザメ (成熟雌, 未成熟雌・雄) 各組織のジアシルグリセリルエーテル (DAGE) の含量と組成を調べた。成熟度および性差によらず, 肝臓脂質 (58.2〜66.8%) はトリグリセリド (TG : 57.4〜76.2%) とDAGE (20.3〜39.3%) を主成分とし, また, 筋肉, 成熟卵, 胎児肝臓の脂質 (7.9〜9.7%; 19.1%; 56.8%) も, 多量のTG (80.1〜80.8%; 67.6%; 73.7%) とDAGE (10.2〜12.7%; 17.7%; 11.2%) を含有した。未成熟卵巣の脂質 (2.8%), TG (20.2%) およびDAGE (2.9%) 含量は, 成熟卵に比べいずれも低値であった。グリセリルエーテル組成 (アルキル鎖) は各組織でよく一致し, 18 : 1n-9 (38.7〜58.9%) が最多成分であり, 16 : 0 (11.8〜25.0%), 16 : 1n-7 (10.0〜13.8%) がそれに次いだ。各組織のTGとDAGEの構成脂肪酸は, いずれも16 : 0, 18 : 1n-9, 22 : 6n-3, 20 : 5n-3, 16 : 1n-7, 18 : 1n-7が特徴的であった。
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