土の剪断の進行にともなう剪断層構造の変化
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概要
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試作した剪断試験機により, 剪断開始から剪断変位300mmに至る剪断の諸進行段階において形成される剪断層の構造の発達過程を研究した。剪断初期においては試料の全厚さに及ぶ純粋剪断状の変形が生ずる。剪断の進行とともに局所的で小規模の剪断破壊が処々に生ずる。試料全体の剪断破壊発生前後には強制剪断面付近の剪断破壊がことに発達するに至る。クリープ領域では強制剪断面付近の剪断面のみが非常に発達する。また通常の一面剪断試験による剪断層の構造の発達過程も研究し, 両試験の剪断構造の相違を解明した。
- 社団法人 日本地すべり学会の論文
- 1997-06-15
著者
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