オゾン暴露の肺及び皮膚コラーゲンへの影響
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概要
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オゾン繰り返し暴露のマウス及びラット肺及びラット皮膚コラーゲンへの影響を検討した。0.2-1.7ppmオゾン5日暴露を行ったマウス肺では, オゾンの影響の指標として用いられる還元型グルタチオン量は濃度に比例して増加したが, コラーゲン量は変化しなかった。マウス肺コラーゲン量の有意の増加は1.0ppmオゾン40日の暴露で起り, 増加したコラーゲンは, 暴露終了後還元型グルタチオンより緩やかに減少した。マウス及びラット肺コラーゲンの大部分は0.5M塩化ナトリウム, 0.5M酢酸, 及び0.2Mシステアミン溶液に不溶で, その不溶解性は, ラットに1.0ppmオゾン10週まで暴露しても変らなかった。また, 1.0ppmオゾン10週暴露したラット皮膚コラーゲンは, その溶解性及び量に変化が見られなかった。
- 日本衛生学会の論文
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