表出言語障害の1例における音声言語と文字言語の発達
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概要
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1) 表出言語障害を呈する初診時5歳10カ月女児における音声言語と文字言語の発達経過を, 4年にわたり観察し, 両言語発達における特徴を検討した.<BR>2) 本症例は, 言語理解にくらべ, 言語表出の発達が著しく遅れ, その背景に構音の企画過程の障害が推察された.<BR>3) 文字言語は, 音読, 読解, 書字のいずれにおいても発達が著しく遅れたが, 読み書きの情報処理モデルを用いて検討し, その背景には, 構音の困難性に起因する音韻操作の発達の障害が推察された.
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