文化的財に対する選好の変化と家計生産モデル
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
芸術や文化については、その供給側面と比較すると、需要側面の理論的分析が少ない。本稿では、ベッカーの家計生産モデルを援用し、教育による選好の変化と教育が芸術をはじめとする文化的財への需要に与える影響について分析する。本稿での分析の結果、教育によって文化的財への需要が増加するための条件が明らかとなった。とくに、それによって向上するのが消費能力か職業能力かによって、教育の効果が異なることが示された。
- 文化経済学会〈日本〉の論文