サポートにセライト-545を用いた場合の比保持容量について : ガスクロマトグラフィーに関する研究(第4報)
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概要
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さきに報告したとおり,比保持容量はカラムの温度,固定相液体の種類,固定相液体の使用量,サポートの種類などによって複雑に変化する.しかしセライト-545をサポートとすれば,パラフィンカラムにおいてはパラフィン20%以上(充填剤中の含有率),ポリエチレングリコールカラムにおいてはポリエチレングリコール10%以上において,比保持容量は固定相液体の使用量に無関係にほとんど一定となる.この事実より,比保持容量のデータを整理するにはまずセライト-545をサポートとした錫合のデータを整理するのが便利であると考えられる.<BR>そこで筆者らはセライト-545をサポートとし,約60種の比較的低沸点の物質についてパラフィンカラム,ジノニルフタレートカラム,およびポリエチレングリコールカラムにおける比保持容量を求め,文献のデータとの比較を行った.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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