比保持容量に対する固定相液体の使用量およびサポートの種類の影響について : ガスクロマトグラフィーに関する砥究(第3報)
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概要
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ガスクロマトグラフィーの応用を容易にするためには保持容量のデータを整理しておく必要がある.その整理の仕方にはいろいろな方法があるが,比保持容量について整理を行うのが便利であると考えられる.筆者はその整理を行うための基礎データを得ようと考え,まず比保持容量に対する固定相液体の使用量,およびサポートの種類の影響について実験を行った.<BR>実験の結果,比保持容量は実験温度,固定相液体の種類のみならず,固定相液体の使用量,サポートの種類,および物質の性質によって複雑に変化するものであることが明らかになった.しかし,極性の比較的小さな物質および無極性物質の場合には,固定相液体の使用量33wt%以上において,比保持容量がサポートの種類に無関係にほとんど一定になることが見出された.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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