食品および尿などのなかのセシウム137の定量法について
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概要
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土壌,食品,人尿などに含まれるセシウム137の分離定量を目的とした.通常のGM計数管によりβ線を測定することとし,共存すると思われる他の放射性核種を分離するため,常法のアルカリ分離操作を適用した.混合アルカリ塩化物は,塩酸ガス飽和およびアルコール-塩酸飽和法によって,塩化ナトリウムおよび塩化カリウムの大部分を除き,水溶液から塩化白金酸法により,試料に担体として加えたセシウムを沈澱させる.混入するおそれのある他の放射性核種として<SUP>40</SUP>Kと<SUP>87</SUP>Rbがあるが,カリウムの混入は1mg以下,すなわち約2dpm以下,また<SUP>87</SUP>Rbはそのβ線エネルギーが低く,そのため自己吸収が大きいので計数値にほとんど影響をあたえない.
著者
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山県 登
群馬大学工学部
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山県 頴子
群馬大学工学部
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渡辺 定方
群馬大学工業短期大学部
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田島 栄作
群馬大学工業短期大学部
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松田 俊治
群馬大学工学部分析化学教室
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田島 栄作
群馬大学工学部分析化学教室
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渡辺 定方
群馬大学工学部分析化学教室
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