ガスクロマトグラフィ-における二成分混合固定相の性状 : ガスクロマトグラフィーの研究(第2報)
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概要
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シマライトBおよびセライト545を担体とし,A法:固定相液体の混合物を担体につける方法,およびB法:別々に作った単一固定相を混合する方法の2種の方法により,非極性および極性液体を組合せた以下のような二成分混合固定相を作った;シリコンオイルDC703-P.E.G.1500,スクアラン-P.E.G.1500およびD.N.P.-β,β-イミノジプロピオニトリル.これらの混合固定相を用い35℃においてはシクロヘキサン,ベンゼン,テトラヒドロフラン,アセトン,メタノールの混合物,90℃においてはシクロオクタン,<I>p</I>-キシレン,メシチルオキシド,<I>n</I>-ブタノールの混合物を試料として固定相液体の混合割合による保持時間の変化を調べた.AおよびB法いずれの方法で作ってもほとんど同じ性状を示し,混合割合に比例して混合固定相の極性が変わることがわかった.またA,Bいずれの方法によっても,非極性固定相(20%)に少量(2.5%)の極性液体を加えれば,含酸素化合物のテーリングをいちじるしく低下させうることを知った.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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