高純度金中のマグネシウムの定量 : 高純度物質中の微量不純分の分析方法に関する研究(第8報)
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概要
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高純度金および電気金中のMgの定量法を研究し,感度の高いすぐれた分析操作が確立できた.<BR>操作は非常に簡単であり,まず試料を王水に溶かして塩酸溶液とし,酢酸エチルを用いてAuを抽出除去する.この後濃縮してキシリジルブルーIIを加え,Mg含有量を吸光光度定量する.この吸光光度法にCu,Pdなどが妨害するが,これはシアン化カリウムおよびジメチルグリオキシムでマスキングできることがわかった.分析所要時間は5〜6時間でよい.<BR>この方法により1gの試料から0.2ppmまで定量することができる.若干の試料について分析した結果では,高純度金では定量下限以下であったが,電気金中には0.4ppm程度含有されていた.
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