β線の後方散乱による石炭灰分の迅速定量
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概要
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<SUP>90</SUP>Srβ線を100メッシュに粉砕乾燥した試料に入射し,135°の散乱角を有する散乱線のみをGMカウンターで3分間計数した.6〜30%灰分を含む28銘柄の石炭について作成した,灰分-後方散乱線量の較正直線からの標準偏差は,0.85%灰分であった.偏差を生ずる1因は灰分組成の変動によるから,銘柄別の較正曲線を作成すれば,精度は向上するであろう.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
<SUP>90</SUP>Srβ線を100メッシュに粉砕乾燥した試料に入射し,135°の散乱角を有する散乱線のみをGMカウンターで3分間計数した.6〜30%灰分を含む28銘柄の石炭について作成した,灰分-後方散乱線量の較正直線からの標準偏差は,0.85%灰分であった.偏差を生ずる1因は灰分組成の変動によるから,銘柄別の較正曲線を作成すれば,精度は向上するであろう.