チオマリック酸による銅の吸光光度定量
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概要
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チオマリック酸(以下,TMAと略記)によって銅の吸光光度定量を行ない,銅の1〜30ppmの範囲でベールの法則に従う直線関係が得られた.すなわち,銅溶液にTMA0.6%溶液10m<I>l</I>および硫酸ヒドラジン1%溶液2m<I>l</I>を加え,酢酸-酢酸ナトリウムでpHを5.5とし,15分間放置後,530mμの波長で吸光度を測定する.硫酸ヒドラジンは銅-TMA錯体の空気酸化を防ぐために有効である.また,この方法は他の共存元素の妨害を受けず,銅に対する選択的吸光度定量法と考えられる.<BR>また,銅-TMA錯体のモル比は1:1であることを見いだした.
著者
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