<I>o</I>-diacetylbenzene によって呈色する物質 : <I>o</I>-diacetylbenzene 試薬を用いる分析(第1報)
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概要
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<I>o</I>-diacetylbenzene 試薬はアミノ基と反応して紫色を呈する.脂肪族,芳香族アミノ酸,窒素複素環化合物などのうち <I>m</I>-phenylenediamine, <I>p</I>-aminosalicylic acid, sulfaguanidine, sulfamethoxine は,ろ紙上の呈色反応の際 ninhydrin 試薬を用いた場合に比べて特に鋭敏な反応を示した.芳香族第1級アミンとして aniline, sulfanilic acid, sulfanilamide, <I>p</I>-aminosalicylic acid, <I>p</I>-aminoacetophenane, <I>p</I>-aminophenolなどについて酸を加えない場合と硫酸または酢酸などの酸性溶液においての呈色度を調べた結果,酸の種類に関係なくベソゼン核にスルホン酸基,スルホンイミド基またはカルボキシル基のあるものは5分以内に呈色し良好な結果を示した.
著者
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