ο-diacetylbenzeneを用いるサルファ剤の吸光光度定量 : ο-diacetylbenzene試薬を用いる分析(第2報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
前報で報告した呈色反応はスルファミン類に対しては特に鋭敏なことがわかったので,sulfamine,sulfaisomezolおよびhomosulfamineの吸光光度定量を試みた.スルファミンと試薬が反応したものは,まず紅紫色を呈し最後に青色となり,595mμ付近に極大吸収を示した.その際,酸性のほうが良好であるが無機酸を用いるより酢酸を用いたほうが鋭敏度が高く,約0.1μg/m<I>l</I>から呈色が認められ,酸の濃度をうすめるとその感度が低下する.反応時間,反応温度などの条件を検討した結果,沸騰水浴中30分から1時間がよい.この方法は比較的簡単に直接定量できる利点を認めた.
著者
関連論文
- 過チタン酸生成によるケイ素の精密比色分析 : フッ化チタン酸過酸化水素試薬を用いる分析(第10報)
- ケイ酸塩中のケイ素の精密比色分析 : フッ化チタン酸過酸化水素試薬を用いる分析(第11報)
- o-diacetylbenzene によって呈色する物質 : o-diacetylbenzene 試薬を用いる分析(第1報)
- ο-diacetylbenzeneを用いるサルファ剤の吸光光度定量 : ο-diacetylbenzene試薬を用いる分析(第2報)