アマルガム重量法による水銀法食塩電解マッド中の水銀の定量
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概要
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水銀法食塩電解工程におけるマッド中の水銀定量につき,簡便でしかも精度の高い分析法を確立する目的でアマルガム法につき検討した.その結果,還元剤として鉄粉を混合し,さらに亜鉛末を添加することにより,酸化第二水銀は約100℃の低温においても定量的回収値を得た.また塩化水銀化合物は昇華することなく完全に分解できた.金板面への水銀以外の付着物質の防止にはクロマトグラフィー用シリカゲルが効果を示した.るつぼ底部の加熱温度600℃,加熱保持時間30分の条件で定量的にアマルガムの生成が認められた.回収実験ならびにマッド試料の分析結果の精度は良好であった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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