銀滴定法による有機微量ハロゲン分析法
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概要
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フラスコ燃焼法により有機ハロゲン化合物を分解したのち,ジチゾンを指示薬として銀滴定を行ない,迅速かつ正確にハロゲンの定量を行なった.分解したハロゲンは含水アセトンを溶媒とし,硫酸酸性で滴定を行なう.滴定液には0.005<I>N</I>硝酸銀標準液(イソプロピルアルコール溶液)を用いる.指示薬として用いるジチゾンはジフェニルカルバジドを添加することにより分解が抑制され,安定な呈色を見ることができた.<BR>本法は水銀滴定法に比べて妨害元素が少なく,リン,フッ素,イオウの妨害を受けず,また,被滴定液の組成を変えることにより,塩素とヨウ素の逐次滴定を行なうこともできる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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