鉱石中の金の原子吸光分析 : メチルイソブチルケトンによる金属塩の抽出および定量の研究(第16報)
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概要
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溶媒抽出原子吸光分析法による金の定量条件を検討し鉱石中の金の定量に応用した.<BR>試料(≧1g)を王水で分解したのち,1.5<I>N</I>塩酸溶液からメチルイソブチルケトン(MIBK)を用いて金(III)を抽出し,あらかじめMLBKで平衡にした1.5<I>N</I>塩酸溶液を用いて抽出相を逆洗浄して原子吸光分析した.本法によれば鉱石中に通常含まれる程度の共存元素はほとんど妨害にならず,実際試料についての分析値は従来の乾式試金法による値とよく一致した.分析感度は0.01μg/m<I>l</I>/1%(吸光)で,鉱石中の0.2ppm以上の金の定量に応用できる.
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