電子計算機による炭水窒素アナライザーのデータ処理
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概要
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炭水窒素アナライザーと小型電子計算機を結合し,データ取得,感度係数計算,補正計算,元素組成計算などの一連のデータ処理を自動化するシステムについて検討した.電気検出による雑音の影響は1ピークあたりのサンプリング点をじゅうぶん多く取り,平均することによって除くようにした.また補正計算は補正表を用いる代わりに,補正表と同じ値を与える関数を作成してメモリーを節約した.手計算とオンラインの結果を比較したところ,オンラインによる精度の低下は認められなかった.従来,データ処理に1試料につき約5分必要とされたのが,自動化により即時処理可能となり,自動サンプラーと連動させることにより12試料までの完全自動測定が可能となった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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