クロム錯イオンのイオン交換樹脂による分析(第2報) : 陰イオン交換樹脂Amberlite IR-4Bと蓚酸クロム錯化合物の反応(その2)
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概要
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塩形陰イオン交換樹脂Amberlite IR-4BにK-Dioxalatochromiate,K-Trioxalato chromiateを通過する場合,同種の樹脂でも購入時期の違いにより置換能力に差がある.<BR>樹脂を飽和するために用いる酸根の影響は一定の順序にあり,醋酸は他の酸根に較べて常に最良である.<BR>クロム錯イオンの置換に対する温度の影響は相当に大きく,高い温度の方が良好な結果を示す.<BR>通過錯イオンが稀薄な場合には置換は多少悪くなるがこれも温度の上昇と共に好転するので,漏出はやはり錯化合物の分解によるものとは考えられない.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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