アルセナゾIIIによるTBP/希釈剤中の微量ウランの直接吸光光度法
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概要
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アルセナゾIIIによりTBPを含む有機溶液中のウランを吸光光度法で直接に定量するため,30%TBP/希釈剤-ブチルセロソルブ-水系で均一相を形成し,この系でウラン(VI)-アルセナゾIII錯体を保持させた.<BR>TBP/イソドデカン-ブチルセロソルブ-水系でウラン(VI)-アルセナゾIII錯体の吸収極大は653nmであった.また,硝酸濃度およそ0.16<I>M</I>で吸光度は一定値を示した.<BR>ベールの法則はウラン(VI)5.6ppmまでの範囲で成立し,653nmにおける見かけのモル吸光係数は3.58×10<SUP>4</SUP>であった.<BR>この系においてウラニルイオンはアルセナゾIIIと1:1の錯体のみの形成がみられた.<BR>そのほか,成分の相互溶解度とウランの定量可能範囲,希釈剤ならびに妨害イオンの影響について検討した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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