カルベンを利用する炭素-炭素結合形成反応の新しい展開
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Novel carbon-carbon bond forming reactions of carbenes reported in the last several years are selected and reviewed from a synthetic viewpoint. The major part of this article deals with regioselective and efficient C-H insertion reactions selected on the basis of, 1) geometrically controlled intramolecular pathway, 2) chemical modification of substrates, such as substitution by negative charge which activates a neighboring C-H bond, and 3) control of both reactivity and regiochemistry by manipulating metal catalysts. Control of intramolecular 1, 2-H shifts is also described in connection with the C-H insertion. The second part consists of electrophilic reactions of carbenes with carbon nucleophiles as well as with hetero atom functional groups through ylide formation. Other sections deal with cycloaddition reactions such as 1, 4- and homo-1, 4-additions, dipolar cycloadditions, additions to strained sigma bonds, and Skattebøl-type carbene-carbene rearrangements. 1, 2-Additions to double bonds, insertion to O-H, N-H bonds are omitted from discussion.
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
著者
関連論文
- 廃PETのモノマーリサイクル法の開発とライフサイクルアセスメント
- アルキニルメタルのβ炭素上における求核反応性と炭素骨格構築反応への利用
- ポリカーボネートのケミカルリサイクル (特集 環境問題とプラスチックリサイクル技術)
- 限りある世界のものづくり : 責任と感謝の心に欲望をダイエットする科学技術
- 情けは人の為ならず
- エチレングリコール中でのポリエチレンテレフタレートの加アルカリ分解
- 化学技術研究者は有限性に新しい目標と元気を
- バイオマス : 資源と環境から見た現状と将来展望
- リサイクルの化学と環境・資源問題を正しく結ぶ
- プラスチックリサイクルの最新動向 (特集 これからの環境テクノロジー)
- 提言 資源と環境を守るこれからの化学技術(3)研究者と技術者の意識改革
- プラスチック化学リサイクルはゼロエミッションにどのように貢献できるか
- ペットボトルのモノマーリサイクル
- 資源循環型社会における廃プラスチック材料のゼロエミッション化に関する考察
- 循環型社会への期待と不安 化学産業における炭素資源の保全と循環の責任
- エーテル型オキソニウムイリド形成を仮説とする合成反応
- 化学者と化学企業の次世代への責任
- リサイクル社会への期待と不安
- 石油資源再生への化学技術・次世代への責任
- 廃プラスチックの正しいケミカルリサイクル (特集 廃棄物の無害化)
- プラスチックのリサイクルと化学ゼロエミッションをめざして(ゼロエミッションをめざす化学 1)
- 化学教育を通して未来観を培う(化学教育 徒然草)
- メントンをキラルテンプレートに用いるプロキラルポリオールのエナンチオ選択的変換反応
- カルベンを利用する炭素-炭素結合形成反応の新しい展開
- 植物由来プラスチックへの期待と問題点 (植物由来プラスチックの将来性)
- カルベンおよびカルベノイド化学の最近の進歩