フェナントレンの接触気相酸化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
無水フタル酸またはジフェン酸を得る目的でフェナントレンの接触気相酸化を行つた。フェナントレンの気相酸化はナフタリン, アントラセン, アセナフテンなどに比べてかなり困難である。ジフェン酸は得られなかつたが, V2O5 (wt%)- 軽石触媒を用い, 気化温度170℃, 一次空気0.5l/min, 二次空気2.5l/min, 反応温度440℃, 接触時間3secの条件で, ほとんど純粋な無水フタル酸が得られた。しかし, その収率は理論値の50%程度にすぎない。
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
著者
関連論文
- 染料と染色の将来
- 芳香族力ルボン酸に関する研究(第2報) : ヘンケル法による2,6-ナフタリンジカルボン酸の合成
- フェナントレンのクロム酸酸化によるフェナントラキノンの合成
- フェナントラキノン誘導体とο-フェニレンジアミンとの縮合 : フェナントラフェナジン類の合成
- ブロム・フェナントラキノン類の合成
- フェナントレンの酸化によるジフェン酸の合成
- フェナントレンの接触気相酸化
- ニトロ基の還元によるアミノ・フェナントラキノン類の合成
- フェナントラキノンのニトロ化
- アセナフテンの接触気相酸化
- アセナフテンの重クロム酸塩水溶液による加圧酸化
- 1-ニトロアントラキノンン-2-カルボン酸の合成
- 1-ニトロンアトラキノン-2-カルボン酸とベンジジンとの縮合反応について
- ジフェン酸ジアルキル類の合成と性質