空中写真による山地積雪分布の測定
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概要
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山地流域における雪水流出の解析資料をうるため, 林業試験場宝川森林理水試験流域 (約20km<SUP>2</SUP>) において, 空中写真により積雪分布の測定を行なった.積雪時・無雪時の写真を用い, 100m間隔の方眼の交点の積雪深を算出した.<BR>従来の地上における積雪調査だけでは求められなかった試験流域の積雪分布の特性が明らかにされた.今後の積雪調査の簡略化のための資料として利用されよう.<BR>ある区域面積の平均積雪深は, 標高あるいは脊梁山脈からの距離を指標とした簡易式で表現できたが個々の地点の積雪深は複雑に変化し, 簡易式による表現は困雑で, 記述的方法によって表現された.
- 社団法人 日本雪氷学会の論文
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