肝転移を伴ったvasoactive intestinal polypeptide産生膵腫瘍の術前にソマトスタチン誘導体治療を行をった1治験例
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概要
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症例は35才の男性,主訴は下痢,精査の結果,肝転移を伴ったVIP産生膵腫瘍と診断,本症例に,ソマトスタチン誘導体の治療を試みたところ,難治性下痢著明に改善し,低カリウム血症,高カルシウム血症,代謝性アシドーシスなどの異常値も正常化した.本薬物は,欧米において既にVIPomaの手術不能例に使用し,有効とされている.今回我々は術前に使用し,全身状態の改善に有用であった.
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