液柱ジェットによる気体同伴
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概要
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液柱ジェットと液面との衝突によって起こる気体同伴量を, 直管型ノズルを用いて水・空気系で測定した.<BR>実験結果から, 気体同伴量はジェット流速の増加にともなってI) 初期同伴域, II) 低流速域, III) 遷移域, IV) 高流速域の四領域に区分できることが明らかとなった.各領域を分ける遷移点レイノルズ数は, ノズル径 (<I>D</I>), ジェットの長さ (<I>L</I><SUB><I>j</I></SUB>) およびジェットの噴射角度 (α) の関数として与えられた.<BR>気体同伴量は, 領域I, IIについてそれぞれ次式で相関された.<BR>領域I : <I>G</I>=1.15×10<SUP>-7</SUP><I>V</I><SUP>3.6.<I>D</I>-0.17</SUP><I>D</I><SUP>4.8</SUP><I>L<SUB>j</SUB></I><SUP>0.28</SUP>sin<SUP>0.21</SUP>α<BR>領域II : <I>G</I>=1.9×10<SUP>-3</SUP><I>V</I><SUP>1.71</SUP>D<SUP>1.0</SUP><I>L<SUB>j</SUB></I><SUP>0.35</SUP>sin<SUP>-0.8</SUP>α<BR>また領域IVについては, <I>L<SUB>j</SUB>/D</I>の値により次式で相関できた.<BR><I>L<SUB>j</SUB>/D</I>≦70 : <I>G</I>=3.0×10<SUP>-4</SUP> (ρι<I>D</I><SUP>2</SUP><I>V</I><SUP>2</SUP>) ・ (<I>L<SUB>j</SUB>/D</I>) 0.35・sin<SUP>-0.3</SUP>α<BR><I>L<SUB>j</SUB>/D</I>>70 : <I>G</I>=5.4×10<SUP>-5</SUP> (ρι<I>D</I><SUP>2</SUP><I>V</I><SUP>2</SUP>) ・ (<I>L<SUB>j</SUB>/D</I>) 0.75・sin<SUP>-0.2</SUP>α
- 社団法人 化学工学会の論文
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