散気式曝気槽への酸素移動経路を考慮した移動速度の実験的検討
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概要
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散気式曝気槽への酸素移動は散気気泡界面および自由表面と散気装置上部の気泡消滅水面とからなる水面を通して行われる. 散気ガス, 水面上の気体として空気あるいは窒素を用い, これらを適当に組み合わせてKLaと定常溶存酸素濃度を測定することにより, 三つの酸素移動過程から移動速度を求めた.<BR>(槽幅) / (水深) =2の曝気槽について, 次のことが明らかになった.<BR>1) 曝気槽への全酸素移動速度に対する散気気泡からの酸素移動速度の比は散気ガス量の増大とともに大となり, 曝気槽の大きさには依存しない.<BR>2) 自由表面からの酸素移動係数は散気気泡からの酸素移動係数に比べて約1桁小さい.
- 社団法人 化学工学会の論文
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