重力沈降型灌流培養槽によるハイブリドーマの高密度培養
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概要
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培養ゾーンの外周に沈降ゾーンを有する動物細胞培養用重力沈降型灌流培養槽を開発した.<BR>正味培養容積120 cm<SUP>3</SUP>および1,200 cm<SUP>3</SUP>の培養槽を用いて3種類のマウス・ヒトハイブリドーマの高密度培養を行い, 次の結果を得た.<BR>(1) 回分培養の約10倍の細胞密度で高密度培養が可能であった.<BR>(2) 培養液置換率が3.8 (cm<SUP>3</SUP>/day) /cm<SUP>3</SUP>以上では培養液置換率を上げても細胞密度は上らなかった.<BR>(3) 高密度状態でモノクローナル抗体の50日間連続生産が可能であった.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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渡嘉敷 通之
帝人(株)東京研究センター生物工学研究所
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渡嘉敷 通之
帝人 (株) 生物工学研究所
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濱本 公彦
帝人 (株) 生物工学研究所
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高沢 美治
帝人 (株) 生物工学研究所
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市川 弥太郎
帝人 (株) 生物工学研究所
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