流動層内における粗大粒子の沈下と選択的抜き出しの研究
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概要
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微粉鉄鉱石を重質油で造粒したペレットによる直接還元製鉄プロセスを提案した.このプロセスを開発するために, 流動層反応装置に関する二つの課題について研究を行った.<BR>(1) 流動層反応装置のコールドモデルで, 粗大粒子1個の層内滞留時間の実験的検討を行った.その結果, 粗大粒子の滞留時間を増大させる条件および, ピストンフロー型の滞留特性を実現できる条件を見いだした.また, 粗大粒子の平均沈下速度の実験式を得た.<BR>(2) 流動層内から, 粗大粒子を選択的に抜き出すための抜き出し装置の検討を行った.<BR>その結果翼に小穴をあけたスクリュー抜き出し装置を流動層底部に接続することによって, 粗大粒子を流動媒体からほぼ完全に分級して抜き出すことが可能になった.
著者
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