エチレン-1,2-ジクロロエタン-酸素系の爆発限界
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概要
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エチレン, 1, 2-ジクロロエタンおよび酸素の三成分混合気体について, 内径6.6cm, 高さ19cmのステンレス製密閉円筒容器中で電気火花を点火源とする爆発実験を行った.1, 2-ジクロロエタン-酸素系の100℃, 1atmにおける爆発上限界および下限界測定結果は各々53mol%, 4mol%であった。エチレンと1, 2-ジクロロエタンの混合気体の爆発上限界は, ルシャトリエの法則による推定よりも狭い側に奇偏し, エチレンに比べて1, 2-ジクロロエタンの影響が支配的であった.<BR>エチレン含有気体を可燃性の1, 2-ジクロロエタンで希釈する方法は, 窒素等の不活性気体を添加するよりも少量の希釈で爆発組成を回避することができるので, 工業的な安全操作の見地から有用である.
- 社団法人 化学工学会の論文
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