自由噴流の3次元直接数値計算と実験値による検証
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概要
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Navier-Stokes式の対流項に3次の風上差分法を用いることにより円形ノズルから噴出する空気自由噴流の初期領域から乱流発達領域を含んだ広い流れ場の直接数値計算を行った.また上記の対流項の差分式はエネルギー保存型になるように工夫している。格子幅はKolmogorovのミクロスケールの約7倍だが, 平均速度分布や乱流強度等の乱流特性値の計算結果は実験値をおおよそのところよく表現している.変動強度のエネルギースペクトルや自己相関係数でより細部にわたって計算結果を比較すると.格子幅の約2倍以上の大きい渦に関しては, 計算結果は実験結果をほぼ正確に表現していることがわかった。これは流れの形成に主要な役割を果たす大きい渦を計算はよくとらえているからで, 3次の風上差分法における微小渦の省略は大きい渦の計算結果に大きな誤差を及ぼさないことを示している.
著者
-
湯 晋一
九州工業大学工学部
-
湯 晋一
大岳r&dコンサルタント事務所
-
湯 晋一
九工大
-
川関 義雄
花王(株)
-
川関 義雄
九州工業大学工学部 設計生産工学科機械工学教室
-
永末 剛
九州工業大学工学部 設計生産工学科機械工学教室
-
湯 晋一
九州工業大学工学部 設計生産工学科機械工学教室
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