リングノズルジェット乾式粉体分散器の性能
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概要
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乾式分級においては粉体の粒度が数ミクロン以下になると粒子が凝集体をつくりやすく, 分級機の性能を低下させる.凝集粒子の分散は分級精度を改善するための重要な技術である.<BR>微粉アルミナとトナーを試験粉体として用い, リングノズルジェット方式による分散効果の検討を行った.分散性能は分散前後の粒度分布をもとに計算した分散指数で評価できることがわかった.また, 分散器のノズルスロート部の粉体濃度と流速が分散性能に影響を及ぼすことがわかり, これらの値を用いて分散限界を決めることができる.ここでは, 微粉アルミナ (<I>D</I><SUB>50</SUB>=1.0μm) とトナー (<I>D</I><SUB>50</SUB>==6.4μm) の分散限界線図を実験により求めている.<BR>微粉アルミナとトナーに対する分級性能 (分級精度および分割指数) は, 分散器を分級機の直前に設置することによって改善された.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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山田 幸良
日清製粉 生産技研
-
井伊谷 鋼一
粉体工学会
-
村田 博
日清製粉 (株) 生産技術研究所
-
篠田 栄司
日清製粉 (株) 生産技術研究所
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山田 幸良
日清製粉 (株) 生産技術研究所
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村田 博
日清製粉 (株)
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