蛍光抗体法によって調べた Vibrio asguillasum のニジマス組織内分布
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概要
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Vibrio anguillaum 菌株 LS-174 をニジマスに腹腔内注射ないしは菌浴法で感染させた。3尾ずつ3時間おきに48時間サンプリングし, 組織切片を蛍光抗体(直接法)で染色し, 感染の進行状況と接種菌の運命を調べた。接種法による差は認められず, いずれの場合も菌はまず脾臓に現れ, そこで増え始めると, つづいて腎臓でも増え始めた。殆どの組織に菌が広がり敗血症になると死に至った。諸臓器組織に広範な壊死おとび菌体外抗原の存在が認められた。しかし, マクロファージによる食菌像は観察されなかった。
- 日本魚病学会の論文
著者
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NELSON Jim
Kochi University, Faculty of Agriculture
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ROHOVEC John
Department of Microbiology, Oregon State University
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FRYER John
Department of Microbiology, Oregon State University
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