マアジにおける Streptococcus sp. と Pasteurella piscicida の実験感染
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概要
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マアジをブリの疾病対策薬剤の評価に利用する目的で, ブリの連鎖球菌と類結節菌をマアジに実験感染し感受性をブリのそれと比較した。連鎖球菌の腹腔感染マアジのへい死率, 心外幕炎発症率はブリと同程度に高かった。類結節菌の腹腔感染マアジのへい死率も高く, 腎臓, 脾臓組織に病変が観察できた。両病原菌の経口または菌浴感染でのマアジの感受性は低かったが, ブリと近似する病症を作出できた腹腔感染を用いて, マアジをブリの化学療法剤評価実験に利用することができると思われる。
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