鼓室形成術術後聴力の評価に関する検討
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概要
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今回の検討は,鼓室形成術の術後聴力の評価を行うための基準作成の参考とするため,手術術式その他がほぼ同一である同一施設で,同一術者が関与した症例を用いて行った.術後聴力の評価の基準化は種々の問題を含み難しい問題ではあるが,極めて重要なことと思われる.しかし,逆に一度基準が決定されるとそれを変更するのは大変なことになるので,慎重さも要求される.今回の検討は,そのため参考資料としての意味で行ったが,現時点では1つのパラメータを用いるのなら,術前骨導値と術後気導値との差(20dB以内であれば成功)を用いるのが適していると思われた.また,組み合わせでは臨床耳科学会の提唱する方法が適当と思われるが,術後平均気導聴力レベルの基準値は30dB以内が適当ではないかと思われた.
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