腸粘膜下淋巴〓胞組織とその反応について : 臨床的並に実験的考察を含めて
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概要
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腸粘膜下淋巴〓胞の観察に於て,著者らが興味を示した疾病は,好酸球性腸炎,腸アニサキス症,クローン氏病,非特異性単純性潰瘍,虚血性腸炎,腸術後癒着症,(Poly Surgery)回腸の淋巴〓胞増多症,回腸炎,腸間膜淋巴節炎であった。これらの疾病での共通にいえた臨床的症状を,うらずけるものは,粘膜下の浮腫であった。そして,活性化を併った淋巴〓胞の存在が,背景にある。動物実験での刺激反応による粘膜下の淋巴〓胞が,腺組織の圧迫を示し,浮腫の原因となる示唆を与えた。腸粘膜下淋巴〓胞の活性化が間接的に浮腫の原因になることを,抗体感作によっての観察から知った。
著者
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宗岡 熙
済生会八幡病院
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村上 博圀
済生会八幡病院外科
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岡本 勲
済生会八幡病院病理写真部
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道園 博昭
済生会八幡病院血液検査部
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宮本 多美枝
済生会八幡病院動物実験室管理部
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溝辺 義夫
済生会八幡病院九州実験動物センター
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