Tocopheryl ester類のEpinephrine誘発肺浮腫に対する防禦効果
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概要
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マウスにdl-α-tocopheryl nicotinate (EN), およびdl-α-tocopheryl acetate (EA) を10日間連続投与した後, epinephrine (Epi) により惹起される肺浮腫に対する防禦効果について検討を加えた,その結黒Epi (100μg/ml×0.1ml/min×1min or 3min) 静注による肺湿・乾燥重量の増加に対し, EN 25mg/kg, EA 44mg/kg以上の投与群に明らかな抑制効果が認められた.またENの肺浮腫防禦効果は, EAに比較して強い傾向にあった.その作用機序については, ENおよびEAはEpiの昇圧反応に何ら影響を与えないことから血行力学的機序によるとは考え難く,他の何らかの機序が考えられねばならない.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
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