<SUP>14</SUP>C-Pipethanate hydrochlorideの吸収,分布,および排泄について
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概要
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<SUP>14</SUP>C-Pipethanate hydrochlorideは,マウスに経口投与されると30分後には,血中および胆汁中放射活性は最高濃度に達し,時間推移とともに減少した.胆汁への排泄は24時間後まで続くが,48時間後には全く消失した.放射活性はほぼ全身に分布し,特に肝臓や消化管に高い放射活性が見られたが,時間とともに減少して,蓄積性や残留性を示す臓器組織は認められなかった.尿中へは,3〜6時間後には,全投与量の約50%が排泄され,24〜48時間までに投与された量のほとんどが体外へ排泄され,その割合は,尿に約70%,糞便中に約30%である.呼気中への排泄は,ごくわずかで0.35%であった.以上の所見は,同時に行なった凍結全身オートラジオグラフィの結果によっても裏づけられる.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
著者
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永沼 真理子
慶大・医学部・薬化学研究所・化学療法部門
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瀬戸 淑子
慶応大学医学部先端医科学研究所生体制御部門
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豊島 滋
慶応大学医学部薬化学研究所
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永沼 真理子
慶応大学医学部薬化学砥究所化学療法部門
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稲垣 真里子
慶応大学医学部薬化学研究所化学療法部門
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永沼 真理子
慶応大学医学部薬化学研究所化学療法部門
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豊島 滋
慶応大学医学部薬化学研究所化学療法部門
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瀬戸 淑子
慶応大学医学部・薬化学研究所・化学療法部門
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豊島 滋
慶応大学医学部・薬化学研究所・化学療法部門
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