鋼滓中のフッ化カルシウムの定量
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概要
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ジルコニウム-アリザリンSがフッ素によって減色するのを利用した光度定量法を,鋼滓中のフッ化カルシウム定量に応用する目的で定量条件を検討した。試料中に共存する鉄,ケイ素,カルシウム,アルミニウム等を過酸化ナトリウムおよび炭酸アンモニウムで沈澱除去し,硫酸酸性で一定量のジルコニウムとアリザリンSを加え,フッ素によって減色したのこりの吸光度を測定して,フッ化カルシウムを間接的に定量する方法を確立した。この研究によりケイ酸,アルミナを多量に含む試料中のフッ化カルシウム(1〜10%)を再現性よく定量することができた。
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