半導体光電変換素子を使用した放射温度計
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概要
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線材圧延のごとく高速で移動する高温物体の測温を可能にすることを目的として,筆者らは先にシリコン・ホト・トランジスタを検出部とした放射温度計を試作し,0.01秒の高応答速度を得た。この放射温度計について,その後測定距離と被測体寸法の関係,すなわち,距離係数や放射率に起因する誤差について詳細に検討し,本温度計の距離係数が大きく,しかも視角の限界が明瞭であり,また放射率に起因する誤差が小さいことがわかった。また周囲温度補償法の改善を行ない,周囲温度変化の激しい工場での使用に耐えるようにした。低温測定用としてゲルマニウム・ホト・トランジスタを検出部とした放射温度計も検討し,400°Cまでの測定が可能となった。
- 大同特殊鋼株式会社の論文
著者
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渡辺 一雄
大同製鋼中央研究所
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渡辺 一雄
大同特殊鋼中央研究所研究第二部
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渡辺 一雄
大同特殊鋼 中研
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渡辺 一雄
大同製鋼(株)中央研究所
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近 啓作
大同製鋼中央研究所
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渡辺 一雄
大同製鋼(株)研究開発本部中央研究所
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