刈取期によるイタリアン•ライグラス乾草の消化率の変化 : 水田裏作飼料の栄養価 第1報その2
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概要
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水田裏作として栽培し,4月30日,5月10日,5月19日(穂孕期),5月24日(出穂初期)にそれぞれ刈り取り,調製したイタリアン•ライグラス乾草の組成を調べ,また家兎を用いて消化率の測定を行ない.次の結果を得た.1. 乾物の組成において,刈取期の遲いものほど粗蛋白質,粗脂肪が減少し,粗繊維が増加した.特に穂孕期と出穂初期に刈り取つたものの間の変化が著しかつた.2. 消化率は,各成分とも,刈取期が遲いものほど低下したが,特に穂孕期と出穂初期に刈り取つたものの間での低下が顕著であつた.3. 乾物の可消化粗蛋白質と全可消化養分含量は,刈取期の遲いものほど減少したが,特に出穂初期には激減した.4. 単位面積当たりの乾物ならびに可消化養分收量を求め,刈取り適期について考察を加えた.
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