鶏ひなの追従反応について
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概要
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白レグ系銘柄種のひな153羽を供試し,赤球に対するひなの追従反応について,充分な追従反応をおこさせるためのトレーニング方法を調べ(実験I),その方法を用いて,ひなの追従反応の臨界期と追従反応の持続期間を検討した(実験II).1) 鶏ひなに充分な追従反応をおこすのに必要なトレーニング方法は,孵化後約15時間における第1回レーエング(15分間)と,この24時間後に第2回トレーニング(15分間)を行なう2回トレーニング法であった.2) 追従反応が生じるための臨界期の限界は,孵化後5日から6日の間に存在していた.3) 2回レーニングを行なったひなの追従反応の持続期間は,孵化後11〜12日が限界であった.4) 本実験で生じたひなの追従反応は,臨界期の存在から,インプリンティングによるものと判断されたが,追従反応は,孵化後2週間以内に消去され,インプリンティングとは,その後の学習とを結びつける動機づけになるものであると考えられた.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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