静岡県東部地帯の茶園におけるチャノキイロアザミウマの防除法
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概要
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近年,静岡県東部地帯において発生が増加しているチヤノキイロアザミウマに対し,既存の農薬を用いて防除効果を上げる方法を検討した。その結果,2回以上の連続散布を行うのが効果的であり,その場合の間隔は5日前後がよいと考えられた。また,被害を最少限にするためには,萌芽〜開葉期の防除が重要である。2回散布に際しては,同一薬剤によるより,異なった薬剤を組合せることで効果の増大がはかられ,さらに他害虫の同時防除も可能となる。これらの条件を満す方法として,萌芽期にメソミル1,500倍,開葉期にカルタップ1,000倍を散布する方法が効果的であった。
- 日本茶業技術協会の論文
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