茶園におけるクモ類相の研究 (第4報) : 慣行防除がクモ類相におよぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
(1)茶園におけるクモ類の密度は,慣行防除作業によって,無防除の場合の50〜80%に減少するが,絶滅状態までには陥らない。<BR>(2)慣行防除の影響は,好明所型徘徊性種(ササグモ類など)に顕著に現われるが,好暗所型徘徊性種(ネコグモなど)や株内空間利用型造網性種(ユウレイグモなど)はあまり左右されない。<BR>(3)防除作業によって,茶園めクモ相は構成種が貧弱化する。<BR>終りに,本研究について終始懇切な御指導,御協力を頂いた追手門大学の八木沼健夫教授ならびに農林水産省茶業試験場の浜村徹三氏に深く御礼申し上げる。また,宮崎県農試茶業支場の古野鶴吉氏には,採集の際お世話になった,記して感謝する。
- 日本茶業技術協会の論文
著者
関連論文
- B231 パーメスリン幾何異性体のチャノホソガに対する防除効果とササグモに及ぼす影響(汚染・自然保護)
- Xanthomonas carotaeによるニンジン斑点細菌病の本邦における初発生
- 324 チャノコカクモンハマキの4成分系合成性フェロモンの誘引活性
- 奈良県における茶業発達過程の研究
- 松下 智著『日本茶の伝来』
- (33) 茶芽の伸長に伴う芽上微生物の変化について (関西部会講演要旨)
- 奈良県における初期茶業の展開について
- 茶園におけるクモ類相の研究 (第4報) : 慣行防除がクモ類相におよぼす影響
- 病害虫から見た中国茶業
- 寛文・延宝期の奈良県吉野地方における茶園増殖について
- 茶園におけるクモ類相の研究(第2報) : 奈良県茶園における優占種とその季節的消長
- タイトル無し
- Scarlet Fungus Disese found on Mulberry Scale (Pseudaulacaspis Pentagona Trag. and Tozz.) on Tea Plant in Nara Prefecture
- 江戸時代前期における奈良県茶業の地域分布