近赤外分光法による緑茶の成分特性調査
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概要
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近赤外分光法により,茶の水分,全窒素,遊離アミノ酸,カフェイン,タンニン等を分析し,仕上茶及び荒茶の別に茶成分の特性を調べた。<BR>その結果,仕上茶は価格別に茶成分を比較したところ,従来から報告されているように,価格と全窒素及びアミノ酸含有量が相関し,これらを茶の品質指標として利用できることが認められた。<BR>荒茶については,工場別に茶成分の経時変化を比較すれば,各茶期ごとの品質特性がわかり,また,タンニン,カフェイン及びアミノ酸の成分バランスにより一番茶と二番茶の判別ができる。