神奈川県産のチャ新芽の成分及び形質の地域間差
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
神奈川県内の主要茶産地8市町村において,一番茶新芽の特性の地域間差,調査茶園の土壌及び年間施肥量を調査した。品種はすべてやぶきたで,新芽のステージをそろえるため,出開度が40%から60%の間にある茶園を対象とした。<BR>1.秦野市・清川村・山北町の新芽は遊離アミノ酸が多く,良質であると考えられた。この原因として,土壌中の砂または礫の割合が多く,秦野市・山北町ではさらに施肥量が他の地域よりも多いことが考えられた。<BR>2.城山町の新芽は遊離アミノ酸が少なかった。この原因として,城山町では施肥量が他の地域よりも少ないことが関与していると考えられた。
- 日本茶業技術協会の論文