マウスの泌乳能力指標としての12日令子体重について
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概要
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マウスにおける12日令までの発育,12日令体重における母体効果を1産次,2産次についてしらべた。繁殖に用いたのは,市販雑カスカベ•マウス雄26匹,雌51匹である。得られた結果は次の通りである。1. 育子率は,1産次で分娩子数2〜9匹では84%以上,2産次において4〜11では88%以上であつた。2. 両産次の12日令体重について分娩子数の差が認められ,性の差は1産次に認められた。3. 母体育成力調節指数は,1産次に0.809,2産次に1.084であつた。4. 12日令マウス体重の腹子内似通いは,性•分娩子数について修正した1産次において0.94,2産次においては0.96であつた。5. 母体効果は,個体重。腹子重において,1産次ではそれぞれ33%,35%,2産次では65%,68%であった。
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