カゼイン粒子の形態とその変性に関する研究 : III泡立, 濃縮及び乾燥の影響
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概要
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1) 20℃5時間の泡立によっても乳汁中カゼイン粒子の形態は殆んど変化しないものと推察される。2) 濃縮及び乾燥操作によりカゼイン粒子は一部凝集して巨大粒子を形成する。3) 石灰は濃縮, 乾燥の際カゼイン粒子と緊密に吸着結合するが無機燐は寧ろ逆の傾向を有しカゼイン粒子の凝集には関与しないものと推察される。4) 脱脂粉乳の保存性は其水分含量に影響し5%以下の場合37℃1ケ月空気中に放置しても殆んど変化しないものと考えられる。
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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