人工消化試験方法に関する研究 : II ペプシンによる小腸漿膜の消化について
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概要
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1) 人工消化試験に透析膜として使用予定の馬の小腸漿膜が,豚の粗製ペプシン粉末によつて消化される過程を主として組織学的に観察した。2) 消化後VAN GIESON法によつて染色して観察した成績によれば,漿膜のコラーゲン繊維は1時間の消化では破線状に,1時間半の消化では点線状に消化されてゆくことが明らかになつた。3) 消化後GOMORIのAldehyde-fuchsin法によつて染色して観察した成績によれば,漿膜のエラスチン繊維は2時間の消化では,未処理のものに比べて特に異状は認められなかつた。
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